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【粟津雪乃さん(桜花学園)】女子バスケでの活躍と今後の進路は?~ミライモンスター2月13日放送より


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画像出典:JBA 日本バスケットボール協会
2月13日放送の「ミライ★モンスター」で特集されたのは、名古屋は桜花学園高校のバスケットボール選手、粟津雪乃(あわつゆきの)さん。

中学のときに全国大会準優勝を果たし、名門の桜花学園の監督に直々スカウトされました。
U-18日本代表にも選抜され、東京オリンピックでの活躍も期待される、全国トップクラスの実力者です。

強豪校で数々の栄冠を手にし、負け知らずの順調なバスケット人生に見えましたが、高校2年生のときに大きな挫折を経験し、それをバネに3年生になった今年最後の高校バスケの一大大会では、一回りも二回りも成長した素晴らしいドラマを見せてくれました。

その大会の名は、高校バスケの全国大会、通称“ウィンター・カップ”。


この記事では、今年のウィンターカップで桜花学園を見事優勝に導いたバスケットボールの期待の新星、粟津雪乃さんについてご紹介します。






1.粟津雪乃さんのプロフィール


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U-18日本代表に選ばれた粟津雪乃さん(ピンクの枠内)
画像出典:JBA バスケットボール日本代表

●1998年5月21日生まれ
●愛知県出身
●身長180cm、体重62kg
●四日市市立朝明中学校パスケットボール部に所属。
 中学時代には、Jr.オールスター(都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会)でも活躍。
 2013年(中学3年)、全国中学校バスケットボール大会で準優秀
●2016年(高校3年)U-18日本代表に選抜
 ちなみに2016年の女子バスケU-18日本代表には、粟津さんを含む6名が桜花学園高校から選出されたそうです。
●桜花学園の井上監督にスカウトされ、高校3年間で9冠中8冠を達成
●卒業後の進路…地元愛知県の実業団「デンソーアイリス」に入団…という噂です。



2.順風満帆のバスケ人生…で初の挫折とは?


背の高い恵まれた体格で、中学校の頃からすでにバスケで大活躍、全国優勝最多数を誇る名古屋の超名門校、桜花学園高校に入り、1年生から全国大会の舞台でコートを走りました。

そんな絶対的な実力者の粟津選手ですが、高校2年で大きな逆境に見舞われました。

高校バスケットボールで言う「3冠」とは、1年間で最も大きな3つの試合、①夏のインターハイ、②秋の国体、③冬の全国大会=ウィンターカップ、この3大会全てにおいて優勝を果たすことです。

桜花学園の3年連続3冠、女子高校バスケ史上初の9冠達成がかかっていた昨年のウィンターカップ決勝で、桜花学園は惜しくも岐阜女子高校に敗れ、準優秀に終わるという屈辱を味わいました。

そのとき、監督に言われたのが「下級生のせいで負けた」の一言。

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U-18でも主将を務め、卒業後の活躍も大きく期待される
馬瓜ステファニー選手。画像出典:高校生新聞
この下級生とは、粟津選手ともう一人、馬瓜(まうり)ステファニー選手の当時2年生コンビ。

この二人が相手チームのエースのシュートを止められなかったばかりに、20ポイントもの失点を許し、桜花学園は敗れたというのです。

今回の取材で振り返り「大会(去年のウィンターカップ)が終わって2日間ぐらいの記憶があんまりない」と答えるほど、ひどく落ち込んだという粟津選手。

しかしその後1年間、ステファニー選手とともにリベンジに燃え、猛練習を重ねました。

女子バスケの名門、桜花学園で、粟津選手はどんな厳しい練習を積んできたのでしょうか?



3.これまで最多61回の全国優勝、桜花学園高校の練習内容とは?


全国で2番目に優勝数の多い学校でも、その回数は15回。
桜花学園は、なんと61回も日本一となった実績があるのですから、名門としてのキャリアの差は歴然です。

昨年のリオ五輪でも、女子バスケ日本代表選手として、桜花学園の卒業生が3人も出場しています。
(高田真希・三好南穂・渡嘉敷来夢 選手)

1955年バスケ部創設以来、これほどの輝かしい戦績を重ね、全国ナンバーワンの強豪校として揺るがぬ地位を築き上げてきた名将、井上眞一(70歳)監督の指導方針は、実に明確で徹底しています。

それは「とにかくひたすら走る」こと。
相手ゴールに攻め得点するためには、味方の持つボールよりも前を走り、そして守ろうとする相手チームの選手よりも、さらに前を走らねばなりません。

また自陣ゴールを守るためには、同様に相手の持つボールよりも前を走り、その先を走ってくる相手選手の、さらに前を走らねばならないのです。

ディフェンスよりもオフェンスが多いという状況を何度もつくり出し、速攻を決めるためには、とにかく相手よりも速く、そしてたくさん走ること。

つまり勝つためには、終始コートを走りまくり、味方ゴールから相手ゴールへと往復を繰り返さなくてなりません。
これが井上監督の教える「勝つためのバスケ」であり、桜花学園の伝統的スタイルなのです。

そのため桜花学園では、常にコートを走る練習を取り入れています。
番組の取材時には、数人でグループを組み、互いにパスを出し合いながら9秒内でコートを往復する練習を繰り返していました。

そしてこの“走る”ことは、バスケをプレーする上で究極の基本でもあります。
井上監督のもう一つの信条は、「基本的なことを忠実にやる」ということ。
「試合のラスト5分で競ったときには、基本がしっかりしたチームのほうが必ず勝つ」これが井上監督の強い持論です。

ですから桜花学園では、基本中の基本、「走る」トレーニングを常に続けているそうです。



4.桜花学園が連続5回も決勝戦で対戦、新鋭強豪の岐阜女子高校に対する戦略とは?


これまで30年近くにも及ぶ全国大会での優勝実績を誇り、スーパー伝統校として名高い桜花学園。
それとは対照的に、岐阜女子高校は近年急速に力を付け、台頭してきた新鋭校です。

しかしそうは言いながら、2012年は国体で優勝、2015年には桜花学園を破ってウィンターカップで優秀するなど、名実ともに全国トップレベルの強豪校に成長しています。

その岐阜女子校には現在、身長182cmのディアイ・ファトー選手という絶対的なエースが存在し、昨年のウィンターカップでは彼女に大量得点を許したために敗れてしまいました。

そのため今年のウィンターカップに向け、桜花学園では、ファトー選手にボールを渡させないための“ディナイ”と呼ばれる戦術を徹底して練習しました。

ディナイとは、英語の“deny(否定する・拒む・断つ)”という単語に由来する、バスケの専門用語です。

簡単に説明すると、ボールを持ってパスを出そうとしている相手メンバーと、パスを受けようとしている相手メンバーの間に立ち塞がったり、手や身体を出したりして、相手の的確なパスを妨害することです。

そうすることで、シュートの得意なエースにボールを渡さない、あるいは相手の攻撃のリズムを狂わせ、得点されるのを防ぐといったことができます。

恐らく今年も決勝まで勝ち上がって来るであろう岐阜女子チームを想定し、このディナイの技術をチーム全員できっちりと磨きました。





5.粟津雪乃選手のバスケットボールにおける一番の強みとは?


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画像出典:月刊バスケットボール
ところで、粟津雪乃選手のバスケにおける強みや持ち味、得意技とは何なのでしょうか?

彼女を直接スカウトした井上監督いわく、
「オフェンス・リバウンドをしっかり取ってくれるので、非常に助かります」
とのことです。

リバウンドとはご存じのとおり、シュートして外れ、跳ね返ってきたボールをキャッチすることです。

このリバウンドには「ディフェンス・リバウンド」と「オフェンス・リバウンド」の2種類があります。

ディフェンス・リバウンドとは、相手が自陣ゴールにシュートしたこぼれ球を取って味方に回し、相手にそれ以上のシュートを許さないようにすることです。

逆にオフェンス・リバウンドとは、味方が相手ゴールにシュートしたこぼれ球を取ってもう一度味方のシューターに回し、自分たちがシュートする機会を増やすことです。

粟津選手は“パワーフォワード”と呼ばれるゴール真下のポジションを担当しています。
パワーフォワードは通常、身長が高くて体格に優れた選手が務め、ゴール直下での守備やシュートなど、強い選手が一斉に群がる場所でボールを獲得するために、非常に巧みでパワフルなプレーが求められます。
ですので、彼女はリバウンドにかけてはいわば専門家とも言えるのです。

特に粟津選手のオフェンス・リバウンドの技術には、周囲からも定評があるようで、他の選手も安心して攻撃やシュートに専念できている様子です。

そんな彼女は、どうしてそんなにリバウンドが上手なのでしょうか?
井上監督の話では、腕が長いからでもなく、ジャンプ力があるからというわけでもないそうです。
ただ「いつも良い場所にいて、良い感覚を持っているということだと思う」とのこと。
つまりは『ポジショニングがうまい』のだそうです。

味方がボールを手にすると同時に真っ先に走り出し、ゴール下のポジションを一番に確保する。
そして、コート上で動き続けるボールと相手選手の位置を常に把握し、相手の動きとボールの行く先を素早く読んで先回りする能力。

粟津選手のコート上での位置取りを見ていると、ボールが跳ね返って落ちてくる場所に、常に誰よりも早く入ってきているのが分かります。

この卓越したポジショニング感覚とリバウンド技術によって、粟津選手は味方のシュート回数を増やし、相手の攻めのリズムを崩して、チームの勝利に大きな貢献をしているのです。



6.昨年のリベンジなるか? いよいよ2017年ウィンターカップ決勝戦!


昨年は、高校女子バレー初の9冠達成がかかった歴史的一戦であったにもかかわらず、岐阜女子高校を相手に悔しい敗北を喫した桜花学園。

下級生である自分たちのせいで負け、伝統校としての記録と3年生の頑張りを台無しにしてしまった。
そう監督に言われ、自らも自覚していた粟津選手と馬瓜ステファニー選手の2人は、「今年こそは絶対に負けるわけにはいかない」というまさに必勝の信念で今年の戦いに挑みます。

特に粟津雪乃選手は「去年の借りがあるので、今年は競り合いではなく圧倒的な勝利で優勝したいです」と試合前のインタビューで強い抱負を述べています。

そして迎えた決勝戦は、誰もが予想したとおり、昨年と同じく桜花学園と岐阜女子高校の対決、因縁の一戦となりました。

いざ試合が始まると、何度も重ねた岐阜女子への対策練習、つまりディナイの特訓が見事に功を奏します。
相手エースのファトー選手を徹底マークし、極力ボールを渡さない作戦に成功しました。

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画像出典:高校生新聞
また、粟津選手はこの試合を通じ、オフェンスリバウンドを5回決めました。
これは、両チームの選手合わせて最多の記録です。
また、ディフェンスリバウンドも5回成功させています。

昨年は決勝戦で20得点も叩き出した岐阜女子のファトー選手が、今年は前半だけでわずか2得点しか挙げられません。
桜花学園の大健闘です。

しかし勝利への思いと練習量の多さは、岐阜女子高校も同じです。
最後は激戦となり、残り5分でスコアは61対53。
桜花学園はわずか8点のリードで、岐阜女子の猛烈な追い上げを迎え撃ちます。

相手もここ一番の勝負どころで見事な3ポイントシュートを立て続けに決め、わずか2ポイント、1ゴール差にまで詰め寄られました。

しかし残り29秒、崖っぷちの桜花学園を救ったのが、粟津雪乃選手の素晴らしいディフェンス・リバウンドでした。
相手シュートのこぼれ球を、まさに意地のプレーで巧みにキャッチ。
転倒しながらも味方メンバーにしっかりとボールを回し、そのまま試合終了のホイッスルが鳴り響きました。

たった1ゴール分の差が、桜花学園を勝利に導いたのです。
昨年味わった大きな屈辱がバネとなり、「絶対に負けたくない」との粟津さんとステファニー選手の強い思いが見事に形となった、素晴らしい一戦でした。



7.粟津選手の今後の目標や進路は?


試合後、2年ぶりに獲得した優勝メダルを手にして、
「久しぶりです。スゴい嬉しいです」
と語った粟津選手。
見事にリベンジを果たし、とても爽やかな素敵な笑顔で高校バスケを卒業することができました。

今後の目標は、2017年のU-19世界選手権のエントリー・メンバー選出されること。

また卒業後の進路ですが、正式発表はされていませんがSNSなどで見聞きする情報によれば、地元である愛知県の実業団デンソーに入団予定だとか…。

女子バスケットボール日本代表チームは、 昨年のリオ五輪でも、5大会ぶりのベスト8進出という素晴らしい活躍を見せました。
東京オリンピックに向けて、リバウンドの名手、粟津雪乃選手にもますます期待が高まります。

バスケ漫画の名作『スラムダンク』にも
「リバウンドを制する者はゲームを制す」
との名言が出てくるそうですからね(^^)






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