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骨を強くする栄養素を120%詳解!③リンの過剰摂取で骨粗鬆症の危険大


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リン (燐) のプロフィール
英語で "phosphorus"
元素記号:P 原子番号:15 原子量:30.97
リン (燐) は、ヒトの体になくてはならない大切なミネラルです。

体内でカルシウムに次いで2番目に多く、成人体重の約1%を占めます。

細胞膜やDNAの構成材料となるなど、細胞そのものの存在に欠かせません。

また、脂質や糖質の代謝を補助したり、エネルギーを生み出す元となるなど、人間ばかりでなくあらゆる動植物に最も基本的な生命活動に必須のミネラルです。


にもかかわらず、食がビジネスの手段となり、あらゆる加工品として流通している特異な食環境にある現代では、むしろリンの過剰摂取が大変問題視されています。


この記事では、

●リンの骨における役割とは?
 その他、体内でどんな重要な働きがあるの?
●なぜ現代、リンの過剰摂取が問題になっているの?
●リンを過剰摂取すると、どうして骨粗鬆症になるの?
 その他、リンの過剰摂取による症状や危険は何?


これらの疑問に分かりやすくお答えしたいと思います。





【目次】

★見出しタイトルの一覧です。
ブログの仕様上、リンクはできませんが、スクロールして興味ある個所からご覧ください。

1.リンの、生命体に欠かせない大切な役割とは?

① リンの、骨における働き
② その他の器官での働き

2.なぜ現代は、リンの過剰摂取になりやすいの?

原因① タンパク質の多い食生活
原因② 食品添加物にはリンが多く使われている

3.リンの過剰摂取はなぜよくないの?

① 骨が弱くなり、骨粗鬆症を招く
② 骨以外の場所にリンが蓄積してしまう
③ カルシウムの吸収を妨げる

4.リンとカルシウムの理想的な摂取比率は?
5.“骨を強くする栄養素”関連記事のご紹介




1.リンの、生命体に欠かせない大切な役割とは?


① リンの、骨における働き


no-title体内にあるリンの約8割が、マグネシウムやカルシウムと結びついて「リン酸マグネシウム」や「リン酸カルシウム」として存在し、骨や歯などを形成しています。

特にリン酸カルシウムは、“ハイドロキシアパタイト”と呼ばれる非常に硬い物質の成分であり、骨の強度を保つのに欠かせません。

またマグネシウムは、骨にしなやかさや柔軟性を与えるのに不可欠であり、リンと結合してリン酸マグネシウムの形ではじめて骨の中に存在することができます。

つまりリンは、ヒトの体重を支え動きを助ける“骨格”を形成するのに欠かせないミネラルなのです。




② その他の器官での働き


体内に含まれるリンの残り2割は、たんぱく質や脂質、糖などと結合した有機リン酸化合物として、筋肉、神経、脳、肝臓、その他あらゆる器官や組織に存在します。

<リンの、骨以外の器官における大切な働き>

① 細胞膜のリン脂質や核酸 (DNA・RNA)の材料となる。
 特に脳細胞の高度でスムーズな働きには、リン脂質が欠かせない。
② ビタミンB群の補酵素となり、糖質や脂質の代謝を促進する。
③ リン酸塩として、血液や体液の酸・アルカリを調整し、からだを中性に保つ。
 浸透圧を維持する。
④ 体の動きや器官の働きに必要なエネルギーを生み出す“ATP(アデノシン三リン酸)”の構成材料となる。



①について、細胞膜や核酸など、細胞単位で中心的な重要なパーツをリンは構成しています。

no-title特に④について、細胞は“ミトコンドリア (←画像イメージ)と呼ばれる器官で、糖と塩基とリン酸からATPをつくり出し、これを分解することで、生命活動の根源となるエネルギーを放出しています。

ですのでリンが不足すると、体内のあらゆる生理機能が正常に維持できません。

新陳代謝も低下し、骨や筋肉が衰え、からだも慢性的なだるさを抱えてしまうことでしょう。






2.なぜ現代は、リンの過剰摂取になりやすいの?


上に述べたように、生命体にとって非常に重要なリンは、不足するとさまざまな不調に陥ります。

<リンの欠乏症の例>
食欲不振、骨軟化症、くる病、筋萎縮、溶血性貧血、低リン酸血症 etc.


けれども現代は、むしろ リンの過剰摂取 が心配されています。

その原因は、主に2つあります。




原因① タンパク質の多い食生活


no-title近頃は、タンパク質の多い食事が一般的になってきました。

その一方で、野菜や海藻の食物繊維・ビタミン・ミネラル不足が心配されます。

リンは、肉・魚・卵・牛乳・豆など、タンパク質食品に多く含まれています。

特に食生活が洋風化し、肉類や乳製品をたくさん食べがちな私たち現代人は、リンも多く摂取しがちです。




原因② 食品添加物にはリンが多く使われている


no-title加工食品やコンビニ弁当に使われる食品添加物には、リンが使われているものが数多くあります。

リン酸塩 (Na、K) やメタリン酸は、食品の粘着度を高め固まりやすくする結着剤や酸味を増す酸味料として、ハムやソーセージなど加工肉から惣菜、清涼飲料水・菓子・スナックに至るまで、あらゆる食品に頻繁に使用されています。


このようなことから、リンは必須ミネラルでありながら、不足よりもむしろ摂りすぎに気をつけねばならない成分です。



3.リンの過剰摂取はなぜよくないの?


リンを多く摂りすぎると、主に次のような3つのことが心配されます。


① 骨が弱くなり、骨粗鬆症を招く


no-title骨を硬く丈夫にするためのリンであるはずなのに、過剰摂取はかえって骨を脆くしてしまいます。

その理由は、人間の体はリンとカルシウムのバランスを一定に保とうとする働きがあるからです。


血液中のリンとカルシウムの比率は、およそ3:10~7:10で保たれていると言われます。

このバランスが崩れてリン濃度が高くなりすぎると、カルシウム濃度を高める働きのある 副甲状腺ホルモン が多く分泌され、骨に蓄えてあるカルシウムを血液中に溶かし出してしまいます。

そうなると骨の中のカルシウムが減って骨密度が低下し、骨が弱くなってしまうということです。




② 骨以外の場所にリンが蓄積してしまう


血液中にリンやカルシウムが溢れると、結びついたリン酸カルシウム (=ハイドロキシアパタイト) が、血管や臓器など、骨以外の場所に沈着し、石灰化します。

これを「異所性石灰化」と呼びます。
本来石灰化すべき骨とは異なる場所で石灰化するため、このように言われます。


この異所性石灰化は、血管をはじめ腎臓、心臓、肺、筋肉、関節など、全身のあらゆる組織や器官で起こり得ます。

例えば腎臓で石灰化が起これば、腎臓結石や尿道結石を引き起します。

筋肉や関節が石灰化すれば、炎症を起こして痛みを伴い、思うように動かせなくなります。

俗に言う“四十肩”や“五十肩” (中年以降に肩が痛んで腕が回らなくなる) の原因の一つとして、肩の筋肉や関節に石灰が溜まったために起こるものがあります。


no-titleまた、血管内に石灰が溜まって沈着すれば、血管を狭くしたり硬くしてしまいます。

そうすると、動脈硬化や梗塞 (こうそく:血管が詰まり血液が流れなくなる) を引き起こす原因となります。




③ カルシウムの吸収を妨げる


カルシウムは通常、「リン酸カルシウム」「炭酸カルシウム」「乳酸カルシウム」「シュウ酸カルシウム」のように、『○○酸カルシウム』という塩 (えん) の形で、他の成分との化合物として食品に含まれています。

それが胃に入ると、胃酸の働きで分解されて単独のカルシウム (カルシウムイオン) となり、そうして初めて腸から体内に吸収されるのです。

つまりカルシウムは「○○酸カルシウム」という化合物のままでは、体内に吸収することができないのですね。


ところがリンをたくさん摂取すると、せっかく胃で分解されてイオン化したカルシウムと再び結合してリン酸カルシウムとなってしまうため、腸からのカルシウムの吸収を妨げてしまいます。

その結果、リンを過剰摂取するとカルシウム不足となり、骨が弱くなる原因となってしまいます。






4.リンとカルシウムの理想的な摂取比率は?


上で述べたように、リンを過剰に摂取してカルシウムが不足してしまうと、血液中のリンとカルシウムの適切な濃度割合を維持するために骨からカルシウムを溶かし出してしまうので、骨密度が低下して骨がもろくなってしまいます。

リンとカルシウムの理想的な摂取比率は、「1:1」だと言われています。


no-titleリンの過剰摂取に陥らないためにも、肉や卵、牛乳やチーズが多く使われている洋食中心のファミレスやファストフードの食事、また食品添加物の多いレトルト食品やコンビニ弁当、スーパーの惣菜などはなるべく控えましょう。

そして、なるべく昔ながらの和食中心に食生活を切り替え、小魚や海藻、緑黄色野菜などカルシウムの多い食材を積極的に摂るようにしましょう。


ちなみに牛乳は、カルシウムが多いと言われる食品の代表格ではありますが、乳糖の影響で肝心のカルシウムの消化吸収が悪く、また中性脂肪や悪玉コレステロールをつくりやすい飽和脂肪酸も多いので、私としてはあまりおすすめしたくありません




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