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パラリンピックの女子選手も競技と育児に奮闘~佐藤真美さん・土田和歌子さん


佐藤真美さんパラリンピックの陸上女子走り幅跳びの選手、佐藤真海さん(32)妊娠のニュースが伝わってきましたね。

5月末に出産の予定で、16年のリオデジャネイロ大会出場は厳しくなりますが、自身も招致に尽力した20年の東京大会に向けて復帰を目指すこととなるそうです。


画像出典:サントリー「佐藤真海オフィシャルウェブサイト」






日本女子アスリート、競技と育児の両立は前途多難


「新しい家族とともに東京大会を迎えるのが今から楽しみ」と語る佐藤さんですが、現実的に女子選手が育児をこなしながら競技を続けるのは大変なようです。

特に日本では、女子選手が出産後に現役復帰する事例が少なく、妊娠中のトレーニングのハウツーもほとんど存在しないため、佐藤さんは海外の資料を英文で読み、勉強しているそうです。


日本のオリンピック選手で出産後に競技に出場した例としては、スピードスケートの岡崎朋美さん、カーリングの小笠原歩さん、陸上長距離の赤羽有紀子さん等がいます。

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【左端から】
岡崎朋美さん 日刊スポーツ バンクーバー五輪 フォトギャラリー
小笠原歩さん J SPORTS 冬季五輪特別企画「それぞれの4年間」
赤羽有紀子さん 赤羽有紀子オフィシャルブログ



母親アスリートの競技力の向上を支援するため、文科相は平成25年度から支援プログラムをスタートさせ、妊娠から復帰まで練習を支えてくれる専任トレーナーや、出産後の試合や合宿期間中に子供を預かるベビーシッターを派遣するなどの取り組みがあるそうです。

しかしそのような制度もほとんど周知されていないのが現状ですし、しかもオリンピック選手に限られており、パラリンピック選手には今のところ適用されていません。


佐藤さんは、パラリンピックという障害者競技の世界舞台で活躍しながら、私たちと変わらない育児の苦労や葛藤を味わいつつ、それを厳しい競技生活と見事に両立させています。

また、自らフィールドに立つだけではなく、20年東京大会招致のスピーチに参加したり、日本の障害者スポーツの今後の在り方について様々な発信をするなど、競技以外の場面でも積極的に活動されています。
きっと素晴らしいママさんアスリートとなってくれることでしょう。


次にもう一人、競技と育児の両立に力を尽くしているママさんパラリンピック選手をご紹介しますね。






陸上車いすレース金メダリスト、土田和歌子さん


土田和歌子さん
土田さんの公式プロフィールはこちらです。

「Wakako Tsuchida official website」
“プロフィール”ページをご覧ください。


この公式プロフィールを見れば分かるとおり、アイススレッジスピードレース、及び陸上車いす長距離レースで金メダル・銀メダルの華々しい成績を収めています。

画像出典:READYFOR?「土田和歌子選手を応援しよう!プロジェクト」


そんな土田さんも、競技と育児の両立という面ではかなり苦労している様子です。


息子さんを保育園に預けて何とか練習時間を確保するも、いったん子供が熱を出したり体調を崩したりすると、当然ながら時間を奪われます。

ホノルルマラソンという大舞台の直前に息子さんが感染性胃腸炎にかかり、ご主人にも移ってしまい、ケガ以外で初めて試合をキャンセルするという苦渋を味わったこともあるそうです。

車いす生活のため、子供が大きくなりじっとしていなくなると自分一人では事足りず、掃除や洗濯を援助してくれているご主人の負担がさらに増える、そんなとき自らの障害の不自由さを苦しく感じるなど、私たち健常者があまり経験することのない苦労を抱えながら、それでもそれらを乗り越えながら周囲の期待に応え、自らもアスリートとしてのさらなる高みを目指しながら日々練習に励んでいます。


パラリンピック選手もオリンピック選手も、アスリートとしての思いは何も変わらない


最後になりましたが、興味のある動画を見つけました。
パラリンピックの公式スポンサーであるサムスンが、障害者スポーツに対して一般的に抱くかもしれないイメージを覆すべく作成したCMだそうです。

※現在では動画は非公開のようですが、下記リンク先にCMの流れが画像付きでまとめてあります。
AdGang「パラリンピック選手の真実を描くCM『あなたの悩みが何であれ…』」


これを見ると、障害を抱えるパラリンピック選手もまた、健常者であるオリンピック選手と全く同様に、育児との両立に頭を抱え、厳しい練習の試練に歯を食い縛り、勝ちたい、負けたくないというアスリートとしての使命的なプレッシャーと日々闘い続けているだけなのだということが分かります。

障害を抱えているから特別なのではなく、スポーツに障害者と健常者の分け隔てなど存在しない。
しいては、私たちの日常生活にも同じことが言える。
このCMが訴えんとしているのは、そのようなメッセージでしょうか?


冒頭の佐藤真海さんも、『サンケイエクスプレス』に自ら寄稿するコラムの中で、パラリンピック専用の強化拠点整備計画に反対を唱えておられました。

Sankei Biz 「パラリンピック専用施設は不要 五輪と一体強化を」佐藤真美

専用拠点という聞こえのよい言葉の陰で、パラリンピックをオリンピックから隔絶するべきではなく、むしろ両者が一体となった強化体制がつくられるべきだという訴えです。


彼女の妊娠、出産、母親アスリートとしての活躍だけでなく、これを機にパラリンピックや障害者競技そのものに対する私たちの視点が変化していくことが望まれているのかもしれません。






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